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はり・灸とは？

    鍼灸とは、東洋医学(経験医学)のひとつで、他には漢方薬や気功などがあります。西洋医学(病院)とは違い、血液検査や尿検査によって数値を計ったりはしませんが、症状を詳しくお聞きし、病院の検査では異常がなかった場合にも、身体の細かな変化までよく診て施術を行います。昔は今のような検査機器は無かったので、外科手術以外はお医者さんもそのようして診ていました。特に肩こり、腰痛、神経痛、むちうち症などに効果があるほか、内臓の疲れ、不眠、自律神経失調症や、スポーツ時の捻挫など幅広く対応可能です。その理由の一つは、身体を部分的ではなく、全体的に診ていくからです。西洋医学との大きな違いでもあります。人は心と体、身体のそれぞれの部分がすべて繋がって一つであるという考えなのです。
  例えば、濁った川を想像してみて下さい。途中の水をきれいに掃除してもまたすぐに汚れた水が流れてきます。汚れの原因を突き止めて改善し、きれいにしなければその川はずっと濁ったままです。鍼灸治療ではその汚れの原因を探し、見つけて、症状の根本から治療し、改善していきます。病院でも、現在増えているドクターG(総合診療医)と似ている部分もあります。また、薬が合わない、あまり飲みたくない、副作用が恐い、薬を飲み続けているがあまり変わらないという方にもおすすめします。