3月に入り、寒さも緩み、ホッとするのもつかの間、スギ花粉が飛び始めた。
今年は、例年より多く、東北では2倍、関東甲信、四国では1.5倍となる予想です。
今や、全国4人に1人は花粉症といわれているほど、辛い症状に悩まされている方も多いでしょう。
未だ、根治するのは難しいといわれている花粉症についてお伝えします。
まず、花粉症とは、スギやヒノキなど、植物の花粉が原因となって、
くしゃみや鼻水、鼻づまり、目や喉のかゆみなどのアレルギー症状を起こす病気です。
目や鼻、喉から入った花粉を異物(アレルゲン)と認識すると、対抗するIgE抗体というものが、
リンパで作られます。その後粘膜の表面にある肥満細胞とくっついて、再び花粉が入ってくると、
異物(アレルゲン)として追い出すためにヒスタミンという化学物質を出します。
ヒスタミンの刺激を受けることにより、症状(くしゃみや鼻水など)が引き起こされます。
では、なぜ、ここまで花粉症が増えているのか?
いろいろと言われてはいますが、戦後に出てきた病気ということもあり、
1、大気汚染による温暖化
2、住宅環境の変化
3、食生活の変化
4、不規則な生活
5、過剰なストレス
などが主な原因と言われています。
人間が快適で便利な生活を求めた結果出てきた課題といえるでしょう。
この花粉症の厄介なところが、粘膜の症状だけでなく、一時的に体がだるくなったり、
イライラしたり、集中力低下を引き起こします。
そして、二次的に生活や仕事、勉強に支障をきたしてしまいます。
そこで、セルフケア(予防、対策)としてどんなものがあるか?
「抑える」 くしゃみ、鼻水、鼻づまり・・・点鼻薬
目のかゆみ・・・点眼薬
飲み薬
(抗ヒスタミン、抗ロイトコリエン、抗プロスタグランジンD2、トロンボキサンA2、経口ステロイドなど)
「共存」 舌下免疫療法(一日一回、舌の下にアレルゲンが含まれた薬剤を置いて、
定められた時間保持した後飲み込むのです。少しずつ体を慣らし異物と捉えられないように
覚えさせます。2~3年くらいの長期服用が必要だそうです。
「遮断する」 ゴーグルにマスク、または防護マスクを着用、家では、空気清浄機、加湿器。
「跳ね返す」 負けない体づくり! 体質改善! 自己免疫力の活性化!
食べ物編
甜茶、ミントガム、スギ花粉飴・グミ、青汁、ハーブ茶、
べにふうき茶、シソ、アロエ、プロポリス、ドクダミ茶、
霊芝など、そして、根強い人気のヨーグルト。
療法編
鼻スチーム療法、鼻洗浄療法、温泉療法など
はり灸も、どちらかと言えば、「跳ね返す」に含まれ、花粉症や、その他いろんな異物(アレルゲン)に対応できる
身体づくりが必要であり、からだの過剰な反応や誤作動を正常に戻してあげるイメージです。
「今年こそは、花粉症を何とかしたい。」という方、選択肢の一つにはり灸を考えてみてはいかがですか?
当院の特徴は、まさに鼻(嗅覚)にアプローチしたアロマを取り入れ、中医学、耳ツボ、手技などを駆使して
行います。