みなさん、このところやっと寒さが落ち着いてきたところですが、これから暖かくなるにつれ悩まされ
るのが、「花粉症」(>_<) 今年は例年より多めに飛散すると予想されていて、
すでに、花粉症薬のCMがテレビでたくさん流れています。
花粉症は、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれ、鼻水・くしゃみ・鼻づまりが主な症状です。
また、粘膜を刺激するので、目のかゆみも起こります。
これらの症状を抑える治療薬として、代表的なのが抗ヒスタミン薬です。
アレルギー症状の原因となるヒスタミンの働きを抑えることで、花粉症の辛い症状を緩和する効果があ
るといわれています。
抗ヒスタミン薬には、第1世代と第2世代があり、第1世代は効果が強く即効性が高いのが特徴です。
そのため、花粉症の症状が出始めてから飲んでも効果が期待されています。
特に鼻水とくしゃみに良く効きます。ただし、その分副作用も強く出やすいので注意が必要です。
第2世代は従来の第1世代に比べ効果は穏やかですが、いわゆる抗コリン作用と呼ばれる口の渇き、
便秘などの副作用が軽減されています。
また、眠気が出にくいため、運転をする方や仕事への影響を抑えたい方におすすめです。
鼻水やくしゃみに効くものがほとんどですが、鼻づまりや目のかゆみの改善効果がある薬もあります。
ただし、服用してから効果が出てくるまでに10~14日ほどかかるため、花粉症シーズンの前から飲み始
める必要があります。
市販薬として販売されている薬は、第2世代抗ヒスタミン薬が主流になっています。
その他、以下のような薬もあります。
- 抗ロイコトリエン薬
- 遊離抑制薬
- ステロイド薬
- 血管収縮剤
- 舌下免疫療法
- 分子標的薬治療
- ゾレア皮下注射
即効性、持続時間、眠気の有無など、それぞれ特徴があり、病院の医師と相談して、それぞれ事情に合
わせて選んでいくとよいでしょう。
いずれにしても、症状を抑えるためのもので、副作用もあります。
あわせて、体質改善をしていくことが大切です。
残念ながら、今の子どもたちをみてもお分かりのように、現代の生活環境ではアレルギー体質が起こり
やすい状況です。大人になってからも突如として花粉症になることも多くあります。
そして、アレルギーには「免疫」、「内分泌(ないぶんぴつ)」、「自律神経」など様々なものが、
関わっています。
簡単にはいきませんが、毎年、毎回、辛い思いもしたくはありません。
何もしないでいては変わりません。
ぜひ、免疫や内分泌、自律神経へのアプローチを得意とする「はり灸」を試してみてみましょう。
院 長