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痛みのコントロール

【首や肩が痛い中年女性】の画像素材(31770190) | イラスト素材ならイメージナビ

痛みのコントロールどうしてますか?

「あーなんだか肩が痛くてあがらないなあ。」、「昨日寝違えて首が回らない。」

「今朝起きたら、腰が痛い。」、「このところ手や足がしびれて痛む。」

しばらくすれば治るだろう。。。あれ、まだ痛い。

とりあえず痛み止めの薬とシップでなんていうことも多いでしょう。

まずは、痛みのメカニズム

痛みって何だろう??

1、ケガやなにか体に刺激が加わったときに炎症が起こり腫れたり熱をもつ痛み            (侵害受容性疼痛)ケガや炎症のある部分の感覚が脊髄を通って脳に伝わり、痛いと感じる。     ぎっくり腰・ねんざ・腱鞘炎・肩関節周囲炎など

2、明確ではないが、痛みや感覚を伝える神経そのものに異常が起こり痛みを感じてしまう。   (神経障害性疼痛)本来気にならない刺激でさえ感じてしまう過敏な状態で、痛みを感じる。     帯状疱疹や糖尿病からくる二次的な痛みやしびれ

3、心のみに原因があるということではなく、多くの要因(生物学的、心理的、社会的、行動要因)が複雑に関与する可能性がある痛み(心因性疼痛)1、2以外で、説明がつきづらい痛み

さらに、痛みは部位がはっきりしたものもあれば、ぼんやりと広い範囲のものもあり、皮膚表面の浅い部分で感じるものや骨や内臓の深い部分が痛むような感じのものもあるでしょう。

ケガや炎症であれば傷や腫れが治るとともに痛みも治まります。ただ、傷や腫れが治っても痛む、痛み止めやシップで一旦治まっていたが、繰り返し痛む。そして、慢性化した痛みに移行していくことも多いのです。

一般的に使われる痛み止めの薬としては、

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬) バファリン・ロキソニン・ボルタレンなど          効かないからと量を増やしても効果は薄く副作用のリスクが高まるといわれている。

アセトアミノフェン カロナール・トラムセット・SG配合顆粒など                解熱作用はあるものの抗炎症作用はほぼない。

医療用麻薬(オピオイド鎮痛薬) モルヒネ・オキシコンチン・フェントス・ナルサスなど     主にがん性疼痛に使われるが使用にあたっては注意が必要。 

鎮痛補助薬 リリカ・トリプタノール・プレドニンなど                     もともと鎮痛薬ではないので、痛み止めと併用することで効果的になる。

知っておいて頂きたいのは、鎮痛薬やシップはあくまで一時的に炎症や痛みを抑えているものなので、

痛みの原因を取り除いているわけではないのです。当然、副作用も気をつけなければいけませんし、

薬が合わず使えない方もいらっしゃいます。ですから、うまく痛みをコントロールする必要がありま

す。特に、慢性的な痛みを抱えている方は多く、腰や肩、膝などの痛みが3か月以上続く、または3か月

以上繰り返すものとなりますが、国内で2000万人以上の人が慢性痛で悩んでいるといわれ、痛みのスト

レスによって仕事や生活をうまく送れなくなってしまう人もいます。 痛みを長引かせてしまう要因に

は、けがや病気などの肉体的なものだけではなく、社会的・心理的なストレスも関係しています。自分

の痛みにはどんなことが関連しているのか原因を探っていくことが大切です。

痛みが続くことによって、痛みの悪循環に陥ってしまい、さらに、痛みを長引かせる原因となります。

痛みがストレスになって、不安や恐怖が引き起こされます。すると引きこもりや不眠になり、体を動か

さないことによって筋肉や体力が衰え、さらに気分が暗くなりうつ状態になってしまうことがありま

す。すると痛みが悪化し、痛みに過敏な状態となり、悪循環から抜け出せなくなってしまいます。

 

2021年に発行された「慢性疼痛診療ガイドライン」では、慢性痛を改善するためのさまざまな治療法が

検討されました。このような治療を行う際には、痛み「ゼロ」ではなく痛みを「コントロール」するこ

とを目標にします。なぜなら、痛みを完全に取り除くことは非常に難しいことだからです。痛みゼロだ

けを目指していると、それがうまくいかなかったときに失望や恐怖だけが残ってしまいます。痛みその

ものにとらわれ過ぎずに、痛みをコントロールして日常生活の質を良くすることを目標にすることが大

切です。

そして、治療法には、

薬・外科的治療・メンタルアプローチ・リハビリ・鍼灸です。

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ぎっくり腰のような急性の痛みだけでなく、ぜひ、慢性の痛みに「鍼灸」をお試し下さい。

また、癌性疼痛の緩和や在宅医療での痛みのコントロールにも、「鍼灸」が注目されております。

ぜひ、主治医にご相談を!

                                     院 長

 

 

 

 

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