今回は、顔の三叉神経痛(さんさしんけいつう)を起こした方の劇的な回復の喜びの声を、
お届けいたします。
二十代男性の方で、もともと慢性の肩こりがあり、目の疲れや頭痛も時々ありましたが、
昨年末に、朝起きていきなり顔おでこの部分と、頬の部分の激痛に襲われ、病院へ行ったら
三叉神経痛と診断されました。
三叉神経痛とは、耳の前から頭と目の部分・頬のあたり・アゴヘと3本に分かれる神経のこと。
脳から出る神経で第5番目にあたる神経で、顔のエリアの感覚のほか、噛むための筋肉も動かす役割が
あります。
ちなみに、顔の表情を作っている筋肉は、顔面神経という7番目の神経が、その役割を果たします。
そして、顔面神経痛とは、三叉神経痛・顔面マヒ・けいれんをまとめた総称になります。
この三叉神経が圧迫されたり傷つくと、神経に沿ってピリピリと鋭い痛みを感じます。
人によっては、とても激しい痛みとなり、おもに40代以降の女性に多く、
食事や洗顔、会話など、些細な刺激で症状が悪化してしまいます。
原因は、免疫力の低下、帯状疱疹、ストレス、糖尿病などがありますが、
原因不明も結構多いです。
また、区別するものとして、
・鼻づまりからの副鼻腔炎
・抜歯後痛
・脳腫瘍
・顎関節症
・群発頭痛 などがあります。
なんといっても、早期治療がポイントで、特にヘルペスウイルスによる帯状疱疹は
抗ウイルス薬が効果的で、治療が遅れたりこじれると神経痛が治まりにくくなってしまいます。
この方は、特発性でおそらく原因もあまりはっきりしないと思われます。
病院では、一般的なテグレトールというてんかんにも使うお薬が処方されました。
それでも、痛みが治まらずということで相談があり、はり灸を行いました。
顔のみではなく、体全体の施術も行いました。
その後、遠くにお住まいの方で、先日、連絡が入り、診させて頂いたところ、
前回施術後、痛みはなくなり良好ですと、安心していらっしゃいました。
ので、今回は、定期的なケアと再発予防のための施術をさせて頂きました。
今後も、この神経痛は体調や環境によっていつまた引き起こされるかわかりません。
ご本人の希望もあり、次回もまた、定期的なケアと再発予防を行う予定です。
また、普段の養生法についてもお伝えさせて頂きました。
以上、神経痛が最短最速で回復の喜びの声でした。