医療、介護関係者様
はり灸をまだ受けたことのない皆様へ
私たち鍼灸師は、専門の養成学校3年間または大学4年間をかけて、
解剖生理学、病理、薬理、臨床医学、リハビリ、公衆衛生などのカリキュラムをこなし、
その上に、東洋医学、経絡経穴(ツボ)、はりきゅう理論などの専門科目を学びます。
在学中には、海外での解剖実習や、中国での病院研修なども受講が可能です。
そして、卒業後厳しい国家試験をパスして晴れて鍼灸師としてはり灸施術をすることができます。
その後も、技術の鍛練はもちろんのこと、日々進歩する医学の情報を収集し、診察学を学び、
漢方、気功、テーピング、ストレッチ、臨床心理学など学んでいる先生方も多数おられます。
地域においては、介護職種の方々や行政の方々との連携も重要です。
「では、何でもかんでもできるのか?」というとそうではなく、あくまで補完医療という枠の
伝統医学なので、いかに現代医学のカバー、サポートができるかというのが目的であり、
一番は、「病気や辛い症状でお困りの方々の力になれるか。」
「患者様が、身体的、精神的、社会的に回復できるか。」と考えます。
近年では、エビデンス(科学的根拠)もあり、伝統(経験)的で、ただ効果があるというだけでは、
なくなりつつあります。
そこで、一般の皆様には少し難しい内容ではありますが、日本でも著名な先生方のはり灸についての
解説がありますので、ぜひ、ご覧頂いて、治療選択の参考にして頂ければと思います。
また、ご理解頂ける医療関係者様にも御一読頂ければ幸いです。
はりの力 改