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「今日は冬至」~ゆず湯に浸かって温まりましょう!

今日は、「冬至」、冬至の日には、ゆずを浮かべた「ゆず湯」に入る風習があり、銭湯ができた江戸時代から始まったと言われています。「ゆず」は秋の季語ですが、「ゆず湯」は冬の季語になっています。では、なぜ冬至にゆず湯に入るのでしょう? 

冬至は、北半球においては太陽の位置が1年で最も低くなり、日照時間が最も短くなる日です。1年で最も日が短いということは、翌日から日が長くなっていくということ。そこで、冬至は太陽が生まれ変わる日、復活する日と考えられ、古くから世界各地で冬至の祭りが盛大に行われてきました。
 中国や日本では、冬至を境に太陽の力が甦ってくることから、陰が極まり陽にかえる、悪い事が続いた後ようやく好運に向かうという意の「一陽来復(いちようらいふく)」と言い、冬至を境に運が向いてくるとしています。

冬至は二十四節気のひとつで、およそ15日間の期間ですが、ゆず湯などの行事をする日としての冬至は、冬至に入る日をさします。毎年12月21日頃になりますが、日付は固定ではありません。二十四節気は1年を太陽の動きに合わせて24等分して決められるため、1日程度前後することがあるからです。

冬至は太陽の力がよみがえる日で、この日を境に運が向いてくる。このような大事な日にゆず湯に入る理由はいくつかあります。

●冬至は上昇運に転じる大事な日のため、ゆず湯で禊(みそぎ)をして身を清める、邪気を祓うという意味があります。古来、強い香りは邪気を祓うと考えられてきたため、旬を迎えて香りの強いゆずを入れた風呂に入って身を清め、邪気を祓います。

●ゆずは実るまでに長い年月がかかるため、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。

●冬至=「湯治」・ゆず=「融通」がきくにかけて、冬至(湯治)にゆず湯に入って息災であれば融通がきいてうまくいくと考えました。これが洒落を好む江戸っ子に受け、冬至にゆず湯が広がったといわれています。

●ゆず湯には、血行を促進して体を芯から温める効果があるため、風邪の予防につながります。また、美肌効果もあります。
 
こうしたことから、「冬至にゆず湯に入ると風邪をひかずに冬を越せる」といわれるようになりました。なお、風邪というのは、風が運んでくる邪気が体に入ることで引き起こされると考えられたため「風邪」(ふうじゃ)と書きます。前述の通り、ゆず湯には邪気祓いの意味と、体にいい効能があります。

ゆずには多くの栄養が含まれています。皮にはアロマにも使われ香り成分である精油やリモネン、肌に良いビタミンCがたくさん含まれています。お風呂にゆずを入れると、それらの効果で血行が促進され体を温めてくれますし、乾燥しがちな冬の肌対策にもなります。寒い冬を越すためにも、ゆず湯が効果的なのです。また、香り成分は揮発性のため、お湯に入れるとさらに香りがたちます(邪気祓い効果も高まりますね)。柑橘系の爽やかな香りは、リラックス効果をもたらします。

風邪(かぜ)は、「万病のもと」であり、東洋医学でいう風邪(ふうじゃ)は肌表(皮膚)を犯す。

つまり、病気のきっかけを生む風邪を予防することが、健康で楽しく過ごすための基本となるのです。

2023年もあと残りわずか、今年は異常な暑さが長く続き、来年にかけては異常な暖冬となりそうです。年末年始ゆっくり過ごして来年に備えると考えていたつもりが、かえって体調を崩してしまい、一年のスタートをつまずく方も結構多いと思います。

そうならないために、「今年の疲れは今年のうちに。」

ゆず湯でからだを温め、さらに、「はり灸」で風邪予防のツボを刺激して、アロマ効果でリラックスし、心も体もお肌も整え、2024年良いスタートを迎えましょう。

今年の疲れの大掃除にご来院お待ちしております。

                            院 長

 

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