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「頭痛」の対処法、それ、間違っていませんか?

頭痛を感じる女性 | 無料イラスト素材|素材ラボ

先日、NHK Eテレ「チョイス」でも放送されていましたが、みなさんも一度は経験する「頭痛」に

ついて、間違った対処法をしている方が実は多いんです。

・ 病院へ行く

・ 頭痛薬を飲む

・ 首肩を温める

・ 頭部を冷やす

・ 首肩のストレッチをする

・ マッサージをする

・ 運動をする

・ 水分をとる

・ 何か食べる

・ 睡眠をとる

・ 音楽を聴く

などなど、それぞれたくさん対処法はありますが、まずは頭痛にも種類がありそれぞれ原因も

違うので、それを知ることでおのずと対処法も間違えずにわかってきます。

まず、一刻を争う重大な病気による頭痛は、迷わず救急で病院です。

これを、二次性の頭痛といいます。

事故や転倒によって強く頭を打ち付けたことによる外傷性、腫瘍や動脈硬化から脳内出血や脳梗塞によ

るものなどで、生死にかかわる問題です。

特に脳内の出血や梗塞は、突然ハンマーで叩かれたような痛みが起こるといいます。

(誰も普段ハンマーで叩かれる人はいないでしょうし、叩かれた人もいないでしょうが・・・。)

いずれにしても、それくらい強烈な誰でもびっくりする痛みだということです。

ただ、誰もがというわけではなく、徐々に徐々に起こる方もいて、その場合でも和らぐことはなく、

同時にめまいや吐き気、うまく話せない、からだの半身がしびれたり動かせなくなってきます。

一刻を争いますので、迷わず救急車です。

そして、普段私たちが悩まされやすい頭痛として一次性の頭痛があり、例えば、比較的女性に多い片頭

痛、脈を打つようにズキンズキンと痛み、動くと悪化するのが特徴です。頭の左右どちらかの片側が痛

む人が約6割、両側が痛む人が約4割とされています。強い吐き気を覚え、おう吐をしてしまうなど、日

常生活に影響が出ます。日本で片頭痛がある人は、約840万人と推計され、持続時間は4~72時間と様々

で、個人やその人の状況によって異なります。脳のホルモンや体温調節に関係する場所の影響によ

り頭や顔の血管の炎症が引き金となるとされています。対処法は温めたりマッサージをせず、冷やして

安静にしていると楽になります。薬ではトリプタンを使い、三叉神経の周囲の炎症を抑える作用と、脳

血管を収縮させる作用があります。そのため、脳梗塞や狭心症・心筋梗塞などがある人は、病気が悪化

する危険があるので、使用することができません。また、重い高血圧や重い肝臓病などのある人も使用

を控えます。女性については、月経や更年期についても考える必要があるでしょう。

 続いて群発頭痛、頭の片側だけに目の奥の辺りの激痛が起こるほか、目の充血、涙や鼻水が止まらな

などの症状を伴う頭痛です。20~40歳代の男性に多く、症状は1~2か月間ほど毎日のように起こり、

の期間を群発期と呼びます。群発頭痛も片頭痛と同じ脳の場所が関係して起こると考えられていま

す。そして、血管ではなく、頭部に分布する三叉神経という神経が痛みを感じます。そのために、三叉

神経がつながっている目の奥の辺りに痛みが起こります。

また、三叉神経とつながっている副交感神経が興奮するために、目が充血する、涙や鼻水が止まらない

などの症状も起こります。三叉神経は、頭の左右に分かれて分布しているため、症状は顔の片側だけに

起こります。

群発頭痛が起こると痛みだけが理由ではなく、興奮した状態になって動き回ったり、気分が落ち着かな

くなったりします。症状は1~2時間ほど続き、夜から明け方に起こることが多いとされています。

に、眠ってから2時間ほどで起こることが多くみられ、毎日ほぼ同じ時間帯に起こるのが特徴です。

1回の群発期で治まる場合もありますが、典型的なケースでは10年以上にわたり、半年~2年おきに頭痛

を繰り返します。

やはり、群発頭痛が疑われる場合も、神経内科や脳神経外科を受診してください。群発頭痛に典型的で

ない症状があるときは、くも膜下出血や髄膜炎、脳腫瘍など重大な脳の病気が原因で激しい頭痛が起こ

っている可能性もあるので、注意が必要です。対処法は、頭痛が始まったら、なかなか一般の痛み止め

(鎮痛薬)では痛みを抑えることができません。1つは、片頭痛にも使われるトリプタンの自己注射で

す。トリプタンには、三叉神経(さんさしんけい)の興奮を抑え、痛みを鎮める効果があります。

片頭痛の場合、トリプタンの内服薬が高い効果を示しますが、内服薬は薬の効果が現れるまでに30分~1

時間程度かかるため、群発頭痛では即効性のある注射薬を使用します。通常は注射をしてから10分間く

らいで痛みが軽減し始め、15分間以内には痛みがほぼなくなります。

自己注射を行うにあたっては、通院時や、1泊程度入院するなどして、医師の指導を受けます。多くの場

合、群発期は1~2か月間なので、その間に2~3回ほど受診して、自己注射用キットの処方を受けます。

その後も、群発期が始まったら早めに受診し、自己注射用キットの処方を受けて対処します。

もう1つは、酸素吸入です。

酸素吸入は、口と鼻を覆って密閉するマスクを装着し、つながれた管から1分間に7~10リットルのペー

スで医療用の酸素を15分間吸入することで、群発頭痛の症状を改善する治療法です。

なぜ効果があるのかは、はっきりとわかっていませんが、多量の酸素吸入の作用として、拡張した脳血

管を収縮させる、脳血管の周囲にある三叉神経の炎症を鎮める、副交感神経の興奮を抑えるという3つの

可能性が考えられています。ただし、酸素吸入を行っても効果がない場合もあるため、群発頭痛が起こ

ったときに頭痛の専門外来など専門医のもとで酸素吸入を行い、症状がよくなるかどうかを確認する必

要があります。

そして、もっとも多いとされるのが、緊張型頭痛。

日本に約2000万人いると推計されている「緊張型頭痛」は、頭から首、背中にかけての筋肉のコリや張

りによって、痛みを感じる神経が刺激されることで痛みが起こると考えられています。

緊張型頭痛の原因の多くは、姿勢や生活習慣が関係していて、パソコンやスマホ操作、ゲーム、車の運

転などで長時間同じ姿勢でいることから、夕方や仕事の終わりごろに頭痛が起こりやすく、また、持続

時間には個人差があり、30分程度で収まることもあれば、1週間程度続くこともあります。

過剰なストレスも脳や神経が過敏な状態を引き起こし、大きな原因となることが多くあります。

ここで、みなさん注意して頂きたいのは、ついつい頭痛薬や不安薬、シップなどに頼りがちですが、

場合によっては、薬の使い過ぎによる頭痛となっていることがあります。

片頭痛においてもトリプタンを1か月に10日以上のむ状態が3か月を超えて続いている場合、月経痛や腰

痛など他の痛みでも過剰に鎮痛薬を使い続けていても同じです。

あくまでも鎮痛薬や不安薬は、いったん悪循環を止めるというだけで、万能ではありません。

そして、大事なのは、原因を見極め正しい対処法を行うということ、何より有効なのは生活習慣を見直

し、頭痛が起こらないように予防することです。

そこで、そう「はり灸」をチョイスしてほしいのです。もちろん、頭痛そのものにも有効ですが、起こ

さないようにするために受けて頂くのがベストです。

見逃し・同時配信 – チョイス@病気になったとき – NHK 

(NHK Eテレではり灸について放送されました)

慢性のつらい頭痛でお困りの方は、ぜひ当院まで、ご相談下さい。

                                     院 長

 

 

 

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