10月に入り、暑く長かった夏が終わり、やっと過ごしやすくなってきましたが、
みなさん、体調はいかがでしょうか?
このところ、過ごしやすくなったはいいが、急に朝、晩の気温が下がり、眠る際には、
毛布があってもいいくらいです。
これだけ急に寒暖差が来ると、自律神経が乱れやすくなり、体調を崩してしまう方々が
多くなります。ましてや、新型コロナとインフルエンザその他食中毒など、ウイルスや細菌にも
負けてしまうと、より大変です。
普段から自律神経が乱れやすく、腰痛や肩こり、首こり、頭痛、おなかの不調や不眠、肌荒れなど
起こりやすい方は、特に注意が必要で、素早く生活のリズムを整えなければなりません。
ところが、いったん乱れたリズムはそう簡単には戻せません。
例えれば、大なわ跳びでなかなか入るタイミングが取れずにいる状態です。
自律神経が整っていれば、自然とからだが一日のリズム、季節のリズムにあわせることができる。
待たずに、スッとなわ跳びの回転に合わせて、入っていけるのです。
では、どうしたらよいのか?
基本的な対策は、簡単です。
まずは、食事。
旬のものを食べて、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどを積極的に摂りましょう。秋に旬を迎える食材には、こうした栄養が多く含まれています。梨やブドウ、サンマ、鮭、サバ、キノコ類などを食べるといいでしょう。また、腸の状態を改善する発酵食品も、秋バテ対策に有効です。体を温めるショウガや香辛料、根菜類も欠かせません。調理法はスープなど温かいものがいいでしょう。
次に、運動。
お勧めしたいのは短時間のジョギング、やや長めのウォーキング、ハイキングなどで、適度な運動は自律神経のバランスを整え、安眠をもたらします。時間は、朝や、日中、夕方のうちにしましょう。明るいうちに動くことで、体内時計が調整されるのに加え、幸せホルモンと呼ばれる脳内物質の『セロトニン』の合成が盛んになり、自律神経を整えてくれるのです。夜や寝る前の運動はあまりお勧めできません。
そして、入浴。
これはよく、ぬるめの温度で半身浴でゆっくりととはいいますが、あまり考え過ぎず、個人差があるので、自分で気持ちいい温度のお湯に適度に浸かれば十分でしょう。
と、基本はここまで、
あとは、肝心の「はり灸」です。
自律神経が乱れを整えるのは、得意なことで、もともと、治療法が自然の変化に合わせることにつながっており、「はり灸」でからだのツボを刺激し、からだの流れ(循環)を整えることで、季節の変化に順応させて体調を整えていくからです。
ぜひ、早めの秋バテ対策を「はり灸」で!
院 長