連日、猛暑が続いております。皆さん夏バテは大丈夫ですか?
今回は、夏に良い殺菌作用あるシソについて
シソ(紫蘇)は、そばやそうめん、冷やっこなどの薬味などに使われるハーブであり、漢方薬としても使われております。
シソは、ヒマラヤやミャンマー、中国に自生するハーブです。草丈は30~100cmで、ギザギザとした葉を茂らせます。葉は紫色か緑色をしており、秋に紫や白の花を咲かせ、冬になると枯れてしまいます。
日本へは中国を経由して縄文時代に伝えられたとされ、奈良時代から栽培されるようになりました。平安時代には薬用としてのほか、野菜としても食用されるようになり、今では薬味や刺身のつまとして使われています。
名前の由来は、中国の後漢時代に、カニを食べ過ぎて食中毒を起こした若者が、シソの葉を煎じて飲んだところ健康を取り戻したという逸話から、「紫色」の「(元気を)蘇(よみがえ)らせる葉」ということで「紫蘇(シソ)」と名付けられたとされています。
シソはβカロテンや、ビタミンB、カルシウム、カリウムといった栄養素を多く含んでいます。中でも、βカロテンは皮膚や粘膜の細胞を健やかに保ち、視覚機能の維持や、強い抗酸化作用があり、動脈硬化やガンの予防に効果があるとされています。
また、香りに含まれるペリルアルデヒドには、防腐・殺菌作用があり、この効能を活かして、刺身など生の魚を食べる際に添えられます。また、胃腸の働きを促進し、食中毒の予防にも効果があるそうです。
しそは、老化を防止する抗酸化作用が高く、防腐作用や、解毒作用を持っており、体を温め、
感冒の初期症状の緩和に効果的で、肺の働きをよくし、花粉症などアレルギーの緩和にも役立ちます。
漢方では、葉を蘇葉、種子を蘇子といって、利尿、発汗、去痰、鎮咳などの薬として広く用いられています。
シソ酒にしてもよし、シソ茶にしてもよし、入浴剤としても使えます。
神経に作用し、精神安定にも効果的と言われており、まさに万能です。
育て方も簡単でプランターでもOKです。
ぜひ、お試しください。
そして、暑い夏こそ、しっかりと食べて、ぐっすり休んで、動いて汗をかきましょう。
もし、夏負けやクーラー病になりそうな時は、「はり灸」で、カラダの免疫を整えましょう。
今年の猛暑は、シソと「はり灸」で決まり!!
院長